今回は目印の仕掛け糸(ナイロンライン)について書いてみました。
前置きとして、先代が考え出した名古屋釣法をもとに、過去の経験から得た個人的な知識、考え方を元にした内容となりますので、あらかじめご理解ください。
目印の仕掛け糸(ナイロン)について
先ず、一般的に使われているラインの素材は、大きく3種類に分けられ、ナイロン、フロロカーボン、PEライン 等があります。
それぞれ特徴も異なり、用途により使い分けていく必要があります。
私自身、目印の仕掛け糸にナイロン、フロロカーボン、PEラインの3種類とも使用したことがありますが、ナイロンラインは扱いやすくトラブルが起きにくい印象を持っています。
メリット、デメリットについて
メリットとしては、①柔らかい、②しなやか、③伸びがあり、④比重が軽い(1.13〜1.16)のが特徴です。
デメリットとしては、①吸水性がある、②劣化しやすい、③柔らかいラインのため傷がつきやすい特徴があります。
しかし、デメリットを補う意味で、張り・腰が強く、擦れに強いラインもあり、更にはサスペンドタイプ、フローティングタイプもあります。
サスペンドタイプは、比重が高く、中層を漂うラインのため、風や波の影響を受けにくく、仕掛けを安定させて使用することができます。
ただ、ラインが沈んでしまうので、目印アタリが取りにくい傾向にありますが、そこはラインメンディングでカバーして好んで使用している方もいるようです。
フローティングタイプは、比重が低く、海水の表面を漂うラインになります。
若干の浮力があるため、目印浮力の補助になり、上層の釣りに向いています。ただ、ラインが海水の表面を漂うため、波、風の影響を受けやすくなります。
これらの特性を理解し、状況に合わせて使用していくための、私がおススメするフナイロンラインを6選を順番に紹介したいと思います。
DAIWA スペクトロンα
ナイロンハリスとしてラインナップされていることもあり、張り・腰が強く、擦れに強いく、直線強力、結節強力、しなやかさの最高品質レベルを追求したラインとなります。
私も長年使用してきましたが、トラブルも少なく一番おススメするラインとなります。
サンライン パワード
こちらの商品もナイロンハリスとしてラインナップされており、上記メーカーと同様の使用感でしたので、メーカー等の好みで使い分けるといいでしょう。
VARIVAS ゲーム
このラインは、高密度分子結合製法(VA-G製法)が採用されており、同じ太さなら1ランク上の強度を実現しています。例えば、2号なら2.5号の強度を持っています。
また、しなやかで、吸水によるライン劣化を抑え、耐磨耗性もUPしており、絶対信頼のナイロンラインと言えます。
ヤマトヨテグス ファメル スーパーソフト
このラインは、しなやかで、よく伸びるのが特徴です。
よく伸びるので、ハリスの負担を軽減してくれ、1号以下の細ハリスを使用する際に使用しています。
ただ、よく伸びることから、擦れ対策として、通常使用しているラインより、ワンランク上位の号数を使用することをおススメします。
例えば、通常1.5号を使用しているなら、2号を使用するといいでしょう。
VARIVAS 黒鯛スペシャル
このラインは、しなやかさが特徴で、更に擦れにも強いラインとなります。
上記のライン同様、トラブルも少ないので、お勧めするラインとなります。
サンライン 黒鯛ISM落とし込み
このラインは、しなやかさが特徴で、糸癖や撚れが付きにくい超柔軟なラインとなります。
カラーラインのため、目印の落下の軌道を確認するのには最適ではないかと思います。
人により、カラーラインはチヌに気づかれやすいと言う意見もあるかもしれませんが、私自身、透け潮の厳しい状況下で使っても普通に釣れますし、透明ラインと何ら変わりなく釣れています。
糸のフケ具合もコントロールしやすく、トラブルも少ないので、お勧めラインとなります。
まとめ
今回は目印の仕掛け糸(ナイロンライン)について書いてみました。
既に皆さんそれぞれ拘りあるラインで目印仕掛けを作成されているかと思います。
ナイロンラインの特性を生かしつつ、それぞれの釣りスタイルに合った仕掛け糸の紹介記事となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は・・
フロロカーボン、PEラインについて書いてみたいと思います。
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